CMSC ROGO

2008年10月9日

'08全日本ラリー選手権第9戦

JN1.5クラスで、CMSC鹿児島・榊雅広選手が今季5勝目!
最終戦に初代チャンピオンをかける!

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榊雅広選手(鹿児島) JN1.5クラス
第1戦 優勝<29位>、第2戦 優勝<18位>、第3戦 優勝<25位>、第4戦 R
第8戦 優勝<27位>、
第9戦 優勝<21位>(写真)
*第3戦からCMSC鹿児島所属

■4位〜6位入賞のCMSC選手
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田中伸幸選手(札幌) JN2クラス
第1戦 4位<15位>、第4戦 2位<7位>、第5戦 2位<13位>、第6戦 R、
第7戦 R、第8戦 優勝<6位>、
第9戦 5位<10位>(写真)

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大井こずゑ選手(群馬) JN1.5クラス
第2戦 5位<24位>、第3戦 5位<32位>、第4戦 R、第5戦 2位<22位>、
第6戦 優勝<17位>、第7戦 2位<14位>、第8戦 3位<32位>、
第9戦 4位<27位>(写真)

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平田朋也選手(長野) JN1.5クラス
第3戦 R、第5戦 5位<26位>、第7戦 3位<17位>、
第9戦 6位<29位>(写真)


 '08全日本ラリー選手権第9戦「第36回M.C.S.C.ラリーハイランドマスターズ2008」が、10月4日(土)に岐阜県高山市丹生川町「ほおのき平スキー場」(スタート/サービス)を拠点に本大会としては初めてとなるターマックラリーとして開催され、CMSCから5台が参加。JN1.5クラスで、開幕3連勝を含むターマックラリー4連勝中のCMSC鹿児島・榊雅広選手(三菱コルト)が、序盤接戦も終盤ナイトセクションでリードを広げ、今季5勝目を飾りました。

■CMSC鹿児島・榊雅広選手が、JN1.5クラスで今季ターマック戦5連勝
 第36回を数え長年にわたって「カーブレイクラリー」の異名でグラベルラリーとして開催されてきた歴史ある本大会。今季ターマックラリーに変貌となったコースは、3本の林道とスキー場駐車場のギャラリーステージを使い、逆走/再走を交えてナイトセクションも含む合計12SS、計68.78km(※SS10、SS12キャンセル後の距離は56.18km)の設定で争われました。天候は、爽やかな秋晴れとなりドライコンディションでのラリースタートとなりました。

 JN4クラスに10台参加のうち、CMSCからは、シリーズ5位につけるCMSC福島・佐藤忠宜選手が石黒雄士選手のコ・ドライバーで参加。SS2で4番手タイムもSS4で残念ながらリタイアとなりました。

 JN2クラスに10台参加のうち、CMSCからは、前戦第8戦で今季待望の1勝目を挙げチャンピオン争いにとどまったCMSC札幌・田中伸幸選手が参加。序盤は好タイムで上位につけましたが、終盤思うようにペースが上がらずに結果、5位でのフィニッシュとなりました。

 話題のJN1.5クラスに10台参加のうち、CMSCから3台が参加。開幕3連勝を含む全ターマックラリー4連勝中と舗装路での強さを見せるCMSC鹿児島・榊雅広選手が、序盤はシリーズリーダーの大庭誠介選手とシーソーゲームのような接戦でトップ争いを展開。中盤から優勢に転じたCMSC鹿児島・榊雅広選手は終盤のナイトセクションでもリードを広げ、見事今季全ターマック戦5連勝となる優勝を飾りました。第6戦で初優勝を飾ったCMSC群馬・大井こずゑ選手も上位に追従する速さを見せて4位獲得。第7戦で3位となったCMSC長野・平田朋也選手が6位となりました。残り1戦JN1.5クラス初代チャンピオン争いは、CMSC鹿児島・榊雅広選手と大庭誠介選手のコルト同士の一騎打ちの争いに絞られました。

 いよいよ今シーズンも、あと残り一戦。次戦最終戦となる第10戦「新城ラリー2008」は、11月22日(土)〜23日(日)に愛知県新城市庭野「桜渕公園」を拠点にターマックラリーで開催されます。シリーズ上位を目指すCMSC選手に熱い声援を送りましょう!

■ JN1.5クラスで優勝した榊雅広選手(CMSC鹿児島)
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今季ターマック戦5連勝を飾った
CMSC鹿児島・榊雅広選手



「今季ターマック戦5連勝できたことと、シリーズチャンピオン争いを最終戦に持ち込めたことをうれしく思っています。今回はサスペンションセッティングが更に向上したことと、タイヤが路面にマッチしたことが勝利につながりました。前戦からのそのサスペンションの煮詰めが今回のコースにうまく対応できたと思います。次戦最終戦の新城ラリーでシリーズチャンピオンを決めます。皆さん、チャンピオン獲得目指して頑張りますので、是非応援のよろしくお願いします」


■7位以下のCMSC選手
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佐藤忠宜選手(福島) JN4クラス
第1戦 8位<8位>、第2戦 3位<3位>、第3戦 6位<6位>、
第4戦 2位<2位>、第5戦 6位<6位>、第6戦 10位<13位>、
第7戦 R、第8戦 7位<8位>、
第9戦 R(写真)
*第1〜8戦までCMSC埼玉・田口幸宏選手のコ・ドライバーで参加、第9戦は石黒雄士選手のコ・ドライバーで参加。

※順位< >内は総合順位


■大会での1コマ

スタート前「ほうのき平スキー場」のパルクフェルメ。この大会36回目にして全コース初のターマックラリーとなり、今まで参加回避していたJN3クラス選手も出場。49台の車両が参加しました。

#18は石黒雄士選手の車両(右手前2台目)。コドラはCMSC福島・佐藤忠宜選手。いつもはCMSC埼玉・田口幸宏選手と組むのですが田口選手が諸事情で欠場。急遽、石黒選手と組みました。右手前1台目は#5番場彬車

今年のFIA世界ラリー選手権(WRC)第14戦ラリージャパンに出場する田口勝彦選手の三菱自動車ディーラーチームの選抜ディーラーメカ5名が実践訓練で、今回のラリーに参加した奴田原文雄選手の車両サービスを担当。スタート前のポーズですが緊張のせいか、まだ堅さが伺えます。左から、三重三菱自動車販売・村田守さん、静岡三菱自動車販売・福世晴久さん、東日本三菱自動車販売・去石聡さん、九州三菱自動車販売・古泉拓也さん、関東三菱自動車販売・田中裕貴さん。

第1SS終了後、飛騨高山スキー場でセレモニアルスタート。多くのギャラリーに見送られて、同スキー場内のSS2に向かいます。写真の車は、CMSC長野・平田朋也選手の三菱コルト。

「CMSC+CUSCO」チームの3台の車両です。左からCMSC群馬・大井こずゑ選手のコルト、CMSC鹿児島・榊雅広選手のコルト、CMSC札幌・田中伸幸選手のミラージュ。セクション2を終了、サービスに戻って来たところです。

CMSC群馬・大井こずゑ選手(中)、CMSC鹿児島・榊雅広選手(右端)、榊選手コドラの井手上達也選手(右2人目)がセクション3に向け何やら作戦会議。SS6終了時にJN1.5クラスで榊選手が大庭誠介選手を逆転、トップに立ちました。左の顔チラは大井選手コドラの鎌田千詠子選手(=CMSC道北・鎌田恭輔さんのコドラ&夫人)。

CMSC群馬・大井こずゑ選手、CMSC鹿児島・榊雅広選手、CMSC札幌・田中伸幸選手のサービス隊。左から全日本ラリードライバー(今回欠場)の大嶋治夫さん、矢島美季さん、CMSC群馬・山口利久さん、キャロッセ会長の加勢エミ子さん。早くもストーブ。上には焼き芋も。

ラリーハイランドマスターズでは恒例のナイトラリーも全日本選手権では珍しくなってきました。写真の車は、CMSC群馬・大井こずゑ選手の三菱コルト。

CMSC長野・平田朋也選手のサービス隊。左から石沢裕子さん、CMSC長野会長・上野陽志夫さん、山本康徳さん、宮崎克己さん。

CMSC長野・平田朋也選手(右後)は、横浜タイヤの安田さん(右手前)からタイヤの溝の減り具合で「車速が出ていない」と指摘され神妙な面持ちでした。真ん中でライトを当てているのはサービス担当のCMSC長野会長・上野陽志夫さん。

CMSC浜松・杉村哲郎さん(右2人目)とコドラの同・松井和子さん(中央)は今回ラリーエントリーせずにWRCラリージャパン出場のため車両と資金を温存し、島田雅道選手(右端:JN4-3位)のサービス隊に加わりました。左はテイクグッドの武市政之さん、その右は島田選手のコドラ横川紀仁選手。島田選手は2位でフィニッシュするもSS9で30秒のペナルティ。「朝起きたら3位になっていた!?」と表彰式でぼやきのコメント。

映画俳優の哀川翔さんがJN3クラスにエントリー。昨年の映画「SSエスエス」で主役のラリー選手を演じたのをきっかけにラリーの面白さに目覚め、今年のWRCラリージャパンに出場を決意。そのためのトレーニングでした。そういえば、いつもの全日本よりもメディアの人数が多かったです。

CMSC札幌・田中伸幸選手は前戦第8戦で優勝しチャンピオンの可能性を残していましたが、セクション1では健闘するもセクション2の夕方、セクション3の夜になるにつれて順位が下がり、5位フィニッシュ。チャンピオンの目が遠のき、疲れがどっと出て、翌日の表彰式正式発表前に体調不良で「一足お先に」と苫小牧への帰路につきました。

表彰式で哀川翔さんから映画「SSエスエス」のDVDとサイン入りキャップをジャンケン勝者4人にプレゼント。

各クラス優勝者によるシャンパンファイト。JN1.5クラス優勝のCMSC鹿児島・榊雅広選手/井手上達也選手(左端)が1組乗り遅れました。

CMSC鹿児島・榊雅広選手(左)/井手上達也選手(右)は、これで今季5勝目。グラベルのポイントがゼロなのでこの勝率でもシリーズ2位。最終戦で大庭誠介選手との一騎打ち。勝った方がJN1.5初代チャンピオン!

●'08全日本ラリー選手権
 
第9戦までのシリーズポイント(全10戦中ベスト7戦有効)
 
*正式な選手権の順位認定は11月28日(金)のJAFモータースポーツ表彰式によって行われます。
<総合:ドライバー>
順位  NAME Point
1  勝田 範彦 130.0
2  石田 正史 79.6
3  北村 和浩 65.0
4  奴田原 文雄 55.0
5  田口 幸宏(CMSC埼玉) 45.0
6  岩下 英一 39.0
13  星野 博(CMSC群馬) 15.2
16  杉村 哲郎(CMSC浜松) 14.0
19  田中 伸幸(CMSC札幌) 11.0
25  秋葉 貴之(CMSC道北) 6.0

<総合:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  澤田 茂 79.6
2  竹下 紀子 65.0
3  晝田 満彦 59.6
4  小田切 順之 53.0
5  佐藤 忠宜(CMSC福島) 45.0
6  北田 稔 40.0
18  松井 和子(CMSC浜松) 14.0

<JN4クラス:ドライバー>
順位  NAME Point
1  勝田 範彦 130.0
2  石田 正史 79.6
3  北村 和浩 67.0
4  奴田原 文雄 55.0
5  田口 幸宏(CMSC埼玉) 47.2
6  岩下 英一 39.0
13  杉村 哲郎(CMSC浜松) 17.0
15  星野 博(CMSC群馬) 15.2
23  秋葉 貴之(CMSC道北) 6.0
24  川上 弘三(CMSC浜松) 4.0
27  鷹野 健太郎(CMSC道北) 1.0
27  草間 一朝(CMSC群馬) 1.0

<JN4クラス:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  澤田 茂 79.6
2  竹下 紀子 67.0
3  晝田 満彦 59.6
4  小田切 順之 53.0
5  佐藤 忠宜(CMSC福島) 47.2
6  北田 稔 40.0
15  松井 和子(CMSC浜松) 17.0
28  藤岡 哲也(CMSC浜松) 4.0

<JN2クラス:ドライバー>
順位  NAME Point
1  村田 康介 87.0
2  福永 修 77.0
3  関根 正人 75.0
4  山口 清司 70.0
5  田中 伸幸(CMSC札幌) 68.0
6  平塚 忠博 52.0
<JN2クラス:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  奥村 久継 77.0
2  遠山 裕美子 68.0
3  地神 潤 59.0
4  五十嵐 恵子 50.0
5  舟木 一祥 50.0
6  山岸 典将 45.4
18  永山 聡一郎(CMSC鹿児島) 8.0

<JN1.5クラス:ドライバー>
順位  NAME Point
1  大庭 誠介 112.0
2  榊 雅広(CMSC鹿児島) 100.0
3  大井 こずゑ(CMSC群馬) 92.0
4  難波 巧 64.0
5  天野 智之 55.0
6  鷲尾 俊一 47.0
7  平田 朋也(CMSC長野) 26.0
<JN1.5クラス:コ・ドライバー>
順位  NAME Point
1  高橋 巧 112.0
2  井手上 達也 100.0
3  難波 功 64.0
4  井上 裕紀子 55.0
5  原田 未樹(CMSC群馬) 47.0
6  田代 啓之 25.0
*ポイント基準は以下の表の通り。(出走台数5台以上で成立)
*SS合計距離50km未満は0.8、50km以上150km未満は1.0、150km以上は1.2の係数を上記ポイントに乗じる。

■得点基準(クラス毎)
1位
2位
3位
4位
5位
6位
7位
8位
9位
10位
20
15
12
10
8
6
4
3
2
1






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